ニュースレター

2012/08/13エアーズシー証券とIFAとのストラテジック・パートナーシップ対談

エアーズシー証券ニュースレター7月号

ヘッジファンドの特徴を理解してもらい、海外の先進的アクティブ運用ファンドを日本の投資家へ

株式会社ウェルス・パートナーは、エアーズシー証券の契約IFA(金融商品仲介業者)であり、過去2年間に渡ってエアーズシー証券が取り扱うヘッジファンドの販売に関して協力体制を構築して来ました。

1.エアーズシー証券のファンド販売ビジネスについて

髙橋エアーズシー証券のファンド販売に関するビジネスモデルを紹介します。当社は、海外の有力な年金基金や財団、大学などの基金が投資する著名なヘッジファンドを、国内の個人富裕層や法人が投資可能な比較的小口の購入単位にして販売しています。また当社が取り扱うファンドは、金融庁へ届け出の上で国内の投資家に提供します。お客様の資金は、全て海外の大手資産管理会社に預けられており、この分別管理によってお客の資産は守られております。これまでにも運用資産額で世界トップ10に入る運用会社が運用に携わる複数のファンドを、国内投資家向けに組成した実績があります。
ファンドの組成に関しては、グローバルなヘッジファンドと幅広いネットワークを持つ海外ビジネスパートナー(ヘッジファンド・プラットフォーマー)と提携しています。これによって確立されたトラックレコードを持つ大規模なファンドや、将来性に期待が持てるファンドなど、長期投資に適したヘッジファンドをお客様に提案することが可能です。さらに、ソフトクローズされた(既存の投資家以外からの資金の受け入れを停止している)ファンドへのアクセスも可能になる場合もあります。

2.IFAとのストラテジック・パートナーシップについて

髙橋エアーズシー証券が目指すIFAとのパートナーシップに関して、次の2つのポイントを強調したいと思います。①お客様における欧米に見られるような長期資産形成を念頭に、双方で残高報酬重視の経営を目指します。これによってIFAの皆様と共に成長するビジネス・パートナーシップを構築します。②そのためにエアーズシー証券では、グローバルな観点からヘッジファンド業界や市場環境の最新動向をリサーチすると共に、比較的小口資金で投資可能なファンドとしては、日本では希少とも言える長期投資に適したファンドの組成を行っています。

世古口私達は顧客の中心である富裕層のポートフォリオにはヘッジファンドも一部、組み入れた方がいいと考えています。ヘッジファンドの最新のトレンド情報を御社からいただいているのでとても役立っています。私達が目指すのは資産配分全体の最適化なので、ヘッジファンドに関しても正確に理解し、何を聞かれても全て明確に答えられるようになることです。

髙橋これからも情報の共有やIFAのお客様へのフォロー、共同セミナーの開催などを継続していきたいと思います。

3.海外の先進的なアクティブ運用を行うヘッジファンドを日本の投資家へ

髙橋当社ではお客様の資産運用に役立てるように、最近ではグローバルな経済的課題や環境問題、さらには産業構造の変化などに注目して投資するファンドも視野に入れております。一例として、最近アメリカのヘッジファンドでは、「クオンタメンタル」分析(ファンダメンタル投資とクオンツ投資の融合)に基づいて運用する気候変動とESGを投資テーマとした株式のロング/ショート・ファンドで好成績を収めているファンドもあります。
株式のロング(買い)とショート(売り)の両建てで運用するファンドですが、このような先進的なアクティブ運用ファンドも日本の投資家に提供できるように情報収集を進めています。

世古口その様な情報がお客様にすぐ届き、商品性の違いが分かれば面白いですし、ポートフォリオに組み入れたいと思っていただけそうですね。

髙橋3~5年以上に渡る長期的資産形成に適したヘッジファンドを、提供したいと考えています。
最近お客様から、ヘッジファンド以外の従来のアクティブ運用型(ロングオンリー型が主)株式投資信託とヘッジファンドでは、長期運用の観点からどちらが良いのですかと聞かれます。私は運用報酬の面では多少高くなりますが、市場中立型(または絶対リターン追求型)のロング/ショート・ファンドに目を向けることも必要と考えます。このようなヘッジファンドは、投資家からはどのような市場環境下でもポジティブなリターンを出すことが期待されますから、運用者にとってはかなりのプレッシャーになります。海外のファンドマネージャーと話をしていると、ヘッジファンド業界にいる人とロングオンリーの運用会社にいる人とでは、結構性格が違う人が多いので興味深いですよ。

世古口おおげさかもしれないですが、ヘッジファンドの運用者は生きるか死ぬかの世界で勝負をしてパフォーマンスを出しているんですね。

髙橋極端な例えですが、その世界に6カ月いるか6年いることができるかのどちらかだと言われるほど厳しい世界です。だからファンドマネージャーも必死で、運用の特徴を前面に出したファンドで勝負するんですね。もちろん成功を収めて6年も続けることができれば、多額の成果報酬を手にするこが可能になりますから、インセンティブもある訳です。

世古口ちなみにヘッジファンド全体で参考になる指数などありますか?HFRIヘッジファンド指数など。

髙橋HFRIなどの指数は、ファンドの分類毎に指数が作成されてはいるのですが、その中には運用戦略が異なる様々なファンドが入っているので、指数の動きに関する解釈が難しいこともあります。当社も参考にしていますが、比較対象として債券指数、株式指数を利用して、市場に対してこうですよ、という部分を強調することで分かりやすくしています。このような情報を提供して、ヘッジファンドに対する理解を深めてもらえればと思います。

世古口顧客によってファンドの好みや投資目的が異なりますので、色々な角度から情報があれば面白いと思います。最近お客様に説明していることがあるのですが、ファンドには大きく分けて3つあって、①インデックスファンド、②アクティブファンド、③ヘッジファンド。中途半端な②アクティブファンドは恐らく今後は淘汰される可能性が高いと感じています。だから私達は①か③のどちらかをお勧めすることが多いです。

髙橋アクティブファンドの究極的な姿が、ヘッジファンドと言えるかもしれません。最近では運用戦略や運用手法に特徴を出すヘッジファンドが増えてきているので、それが魅力的になってきています。私の考えとしてはロングオンリーのアクティブファンドの延長にヘッジファンドがあり、リターンの源泉となるアクティブ運用部分の取り入れ方が違うというところでしょうか。

世古口もっと上手く魅力を伝えることが出来れば、ヘッジファンドは日本でも普及すると思います。髙橋さんが「マツコの知らない世界」のようなテレビ番組でヘッジファンドの魅力を語って頂ければ、もっとヘッジファンドのファンができるんじゃないですかね。(笑)

髙橋テレビは・・・(笑)今後はヘッジファンドの投資手法や運用目的の違いなどをより分かり易く説明できればと思います。

世古口ロボットファンドなど、銘柄選択に関するテーマ型のアクティブファンドに対してはどう思われますか?

髙橋市場中立型のヘッジファンドなど、銘柄の選択に柔軟性が求められる運用では、投資テーマを限定してしまうと、投資目的の達成が困難になります。例えば、当社が取り扱うデジタル技術革新に注目したファンドでは、デジタル技術革新という大きな枠組みの中で、今後発展性が高いと分析される事業分野の銘柄を買い、一方で技術やビジネスモデルが陳腐化した分野の銘柄を売り建てる投資を行っています。言い換えると、デジタル技術産業の新陳代謝を採りに行こうとしています。市場の注目が集まる事業やテーマを探す。そこにはお金が集まり、ニュースや材料が入ってきて株価のボラティリティが高まる。そこに勝つチャンスが生まれる。ヘッジファンドはそれを探しているんです。

世古口なるほど。今後セミナーなどでこのようなお話をもっと聞けることを楽しみにしています。

4.お客様からの評価と今後の展望など

髙橋エアーズシー証券に対する印象はいかがですか?

世古口私が知る限りでは、一流のヘッジファンドを扱っている証券会社だと思います。日本のお客様のヘッジファンドに対する見方は、まだ危ないとか怖いというイメージが大きいようです。アメリカだと大手ヘッジファンドやそのファンドマネージャーは人気だし、多くの人から尊敬されていますよね。

髙橋日本とアメリカでは資産運用業界における文化の違いもあります。アメリカだとヘッジファンドの世界は仲間意識が強く、そういうネットワークを使って資金を集めることが多いです。また、他と差別化した運用スタイルを築いて、自分のトラックレコードを蓄積しなければ生きていけません。一方、日本ではファンドの設定や投資判断などに対し、周りを見ながらコンセンスを取って、みんなで運用しようという体制が根強く残っている印象があります。

世古口ヘッジファンドに偏見がある日本において必要なのは、まず興味を持ってもらうことだと思います。ある世界的に著名なファンドマネージャーの伝説的な話やネット記事を見て御社のヘッジファンドに興味を持ち、「このような方々に運用してもらえるなんて!」ということで投資されたお客様もいらっしゃいました。

髙橋ヘッジファンドは運用の中身を知るのが難しいと思っている方が多いですが、ファンドの運用哲学と運用方針、そして運用パフォーマンスやリスクなどを理解すれば、興味を持ってもらう投資家は日本でも増えると思います。欧米にはヘッジファンドのファンが多くいますが、日本もそのようになることに期待します。

世古口本当にそうですね。

髙橋世古口さん、本日は貴重なお時間をありがとうございました。これからも両社のストラテジック・パートナーシップをより強固にしていきたいと思います。

世古口こちらこそありがとうございました。

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