金融経済研究所

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レポート

Report No.019

アメリカ雑感 part1

2014/06/23

一週間のアメリカ旅行で確かに感じたのは、この国の景気は”市民的”レベルではっきり回復しているということだ。しかも、NYとかLAといった大都会だけでなく、東海岸のボストンやアリゾナ州のフエニックスの地方都市でもそう感じた。

一つの現象はレストランの予約が入りづらくなったということ。会議が終わる頃、6時に予約を入れようとしたら、8時半からでないと空席がないという。08年に起きたリーマンショック数年後予約は好きな時間にとれたものだった。
もう一つの現象は、レストランへ行くために周辺の駐車場を歩いていると、何と新車が多くなったことか。しかも大型のSUVが多い。豊かになってきている証拠ではないか。 景気回復を示す現象はもっとありそうだ。友人の会話で出てきたのは、借家の家賃であった。全米的に上がっているのだが、特に大都市は著しいという。とりわけ、サンフランシスコの普通のフラットでも、一年前より二割も三割も家賃が上がっている。シリコンバレーが好況のせいだという。

今回は、エコノミストで世界的に有名なエド・ハイマンに会い損ねた。07年にあった時、彼はサブプライム・ローンが不気味だと言っていた。彼でさえあの金融恐慌がアメリカ国内だけでなく世界全体の景気を酷く揺さぶるとは予想していなかったはずだ。今不安がられている中国のシャドーバンキングの問題も元々の源はアメリカだったのだから、そのアメリカが回復しているということは心強いということだ。

空港の手荷物検査やレントゲン室の様な部屋に入って両手を頭上にあげてボディ全体をチェックするシビアさは強化されていた。アメリカは常時臨戦体制なのだと友人が言っていた。シリア、イラク、ウクライナ、クリミア、こうした地名が会話に度々登場する。

成田に到着してバッゲジ・クレイムでスーツケースが出てくるのを待っていたら、検閲官に連れられた中型犬が臭いを嗅ぎながら足元を過ぎていった。自宅に戻って、スーツケースを開けたら、検査のために中を開けましたと英文で印刷された紙が入っていた。デスクトップPCは検査官の気にする道具と言われているから、それをあらためたのだろう。

平和、安全、安寧を維持するコストは年々増えているということだ。世界全体に責任を持とうとすれば、支払わなければならない必要経費なのだ。

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