金融経済研究所

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レポート

Report No.012

宇宙飛行士から学ぶ事

2013/09/01

宇宙ステーションの中で何カ月も住む多国籍からなる宇宙飛行士たちの中の一人、日本人最長の165日間も宇宙にアメリカ人やロシア人たちと滞在した古川聡(さとし)さんの話は愉快だ。

あの狭いステーションの中で諸多国のクルーたちと暮らしてみて感じたことは、日本人は必要以上に遠慮がちで損をしていると言う。

宇宙で生活するときに課せられる重大な日課の一つは、筋力が落ちないよう一時間半は毎日器具を使って鍛錬することだそうな。

そのために綿密に時間が割り当ててあるのだが、それでも誰も使わない空いている時間がある。 そういう場合、日本人(自分のことを言っている?) は使いたくても使わないでいる。ところが他国のクルーは、使ってもいいか、と周りに訊く。ルールを厳格に守ることも必要だが、ダメもとのつもりで「ちょっと訊いてみる」、これが異文化の集合体で生活していくためのコツだいう。

見通しのいい四つ角でクルマが全く来る気配がなければ、赤信号であっても道路を横切るアングロサクソン人。ヤマト人はたいてい信号が青になるまで待つものだ。それがルールなのだから、と。漢人は自分が横切るときは必ず青になるよう信号機に細工をするはずだと、ラテン人は冗談を言う。

いろんな国から来た人たちと暮らしていくには、必要以上に遠慮しないこと、違った慣習、ルールを楽しみながら分かりあえること、だそうな。日本の企業もますます世界各国でいろんな考えの持ち主と仕事をしていくわけで、あの狭いカプセルで何日も暮らして、難しい作業を一緒にこなす体験は大いに参考になるかもしれない。

もっと大袈裟に言えば、将来、成人になる前の一課程として、全ての地球人は半年間ほど宇宙ステーションで生活することになるかもしれない。そして地球に戻ってくれば、戦争なんてなくなってしまうに違いない。国連はその主催機関になればいい。

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